さっぱり夏らしく

こんにちは♪旅館嫁の真保です。
久しぶりにブログを書きます。

今日の話題はこちら★

「行雲流水」こううんりゅうすい

行雲は空にある流れていく雲のこと。

「空に行く雲と流れる水 物事に執着せず淡々と自然の成り行きに任せて日々過ごすこと」という意味の四字熟語です。

この軸を見つけたとき、意味を感じて今のわたしはとても励まされました。可愛くて優しい朝顔の絵に、涼しげな雲と流れる水のような書体。
すっと心に入ってきてスッキリさせてくれました。

こちらは佐藤禎三先生が書かれたものです。

茶道、華道、書、謡曲、食に精通し古美術の審美眼は第一人者といわれている佐藤先生ですが、むか~しから女将さん、本陣平野屋がとてもお世話になっている方です。


また毎年、3月3日をはさむ数日間、個人的に集められた貴重なお雛様を自宅を開放し一般に無料公開されています。「佐藤家のひなまつり」です。


21年度はコロナ禍により開催されなかったようです。
何年か前に私も佐藤家のおひなさまにお邪魔したことがありますが、それはもうびっくり!お雛様の美術館のようでした。歴史あるものから豪華なものまで、絨毯もお雛様だったり、佐藤先生のご自宅の池に船に乗ったお雛様たちが航海をしていたりと。

とても素晴らしかったです。

佐藤禎三先生の詳しいことはうちの女将にお尋ねくださいませ。とても付き合いが長いので先生の事ならなんでも知ってます(笑)

花兆庵でも、雛祭りの時期は毎年飾りをしにきてくださいます。花兆庵の館内は年中ちょっとした品も佐藤先生のものがいろいろ。
お部屋にも「雪花風月」という佐藤先生の本も部屋入れしております。
是非ご覧くださいませ。

館内の「飾り物」を探してみてください。「ていぞう」の「て」の字か、判がおされているものが佐藤先生が書いたもの、作ったものです。


そして先ほどの軸は花兆庵の2階料亭「曙」入口にかけてあります。

是非、御夕食の前に一目ご覧ください。

「涼」を感じることが出来て心も落ち着けます。
日々忙しくしていらっしゃるお客様やこのような時期だからこそ皆様お疲れだと思います。

この軸をみて心がさわやかになったあと、そのまま花兆庵の「眼福幸福」で涼しげなお料理をご堪能くださいませ♪

旅館嫁でした。


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