アメリカのロックフェラー氏が、ファミリーで宿泊してくださったのは、
もう10年ほど前になりますでしょうか。
親日家の氏にとっても、飛騨高山へは、初めての旅でいらしたそうで、
とても喜んでくださいました。
そして、帰国後、私にご自身の回顧録をお送りくださったのです。
もちろん英語。
読めないけど、とてもうれしく、ロビーに飾っておりました。
そしてときは流れて、今回、その回顧録が日本語版として新潮社から発刊されました。
その出版記念パーティーが、東京のホテルオークラであり、あろうことか、
私にも招待状が来たのです。
喜んで出席しました。
11月5日。
5時からのパーティーにでた私は、もうびっくり。
メンバーが、すごすぎる。
スピーチは、日本人なのに、みな英語。
知っている人は一人もいない・・(あたりまえか)
どの方の肩書きもすごそうで、話しかけることもできない。
というわけで、私は、1時間半、固まってしまっておりました。
ただ立っていただけという経験は、生まれて初めて。
世の中に、こんなこともあるのですね。
いやあ、知らない世界に紛れ込んでしまいました。
そして、帰りに、日本語版の「回顧録」いただきました。
すごい、すごすぎる、思い出。
夢の世界・・・。
おかみでした
ところで、回想録が送られてくるぐらいだから、平野屋さんのことは、どんな風に書いてあるのでしょうか?
残念ながら、うちに宿泊された時には、米国ではもうすでに出版されてました。
今回は、その日本語版がでたのです。
だから、この本の中には、ひらのやの「ひ」の字もありません。とほほ。
現在92歳のロックフェラー氏。
ユーモアにあふれたスピーチで、(彼のときだけ、通訳がいたのです)、本当に素敵でした。
いい夢でした。ほほほ。