ベジタリアンだけではない牛肉の制限
東南アジア系のお客様で
牛肉を食べない人が結構います。
どうしてかな?
食べない理由は色々あります。
宗教的な理由の1例ですが、
牛は観音様のお父様の生まれ変わりと言われていた、
観音様の父上を食べるわけにはいかないなどがあります。
でもほとんどの人が食べない理由は簡単で、
家で家族が食べないから右にならえで食べないです。
確かに、気候のせいか痩せ細った牛の肉は臭くて美味しくなく、
水牛の肉などは硬くて筋が多く
とても頻繁に食べたいと思うような肉であありません。
東南アジアでお肉を食べるなら、やはり、鶏肉か豚肉です。
牛肉は「まずい」という固定概念を持っている
東南アジアからお越しのお客様の多くは、
予約後すぐにメールを送信してきて、
夕食と朝食から牛肉を除くよう依頼してきます。
最近は、手間隙をかけずに直ぐ返信できるよう
英文の文書を用意してあります。
文書の内容はこんな漢字です。
「おもてなしの一環として、お客様お一人様ずつのご要望にお応えしております。
その中で、本当にあの有名な飛騨牛を除いてよろしいでしょうか?」
実際、文書はもうちょっと長いのですが、
この文書を受け取ったお客様の7割りくらいはこう言います。
「親切に説明してくれてありがとう。それなら試してみます。」
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今のところ、アドバイスを受けて食べたけど、
「飛騨牛はまずかった」という
クレームのメールは
一度たりともいただいておりません。
もちろん、この反対もあります。
皆様も海外へ行った時は、
高くてまずくてもいいから
とにかく日本料理店に逃げ込むのではなく、
地元の食べ物に手を伸ばしてみてくださいね。
これからも、一人でも多くのお客様に
固定概念を乗り越えて
飛騨牛を味わっていただき、
「また食べに来たい」
と思ってもらうよう頑張りま~す!
韓