こんにちは!旅館嫁の真保です。
本日の気温は12度。
暖かいけど冷たい風が吹く高山です。
さて花兆庵お客様係のY田さんがフロントにてなにやら作業しておりました。
こちら!そう浅葱です。アサツキと読みます。
お雛様の季節になるとお雛様の所々にこの葱のようなものがあります。
お客様の中には毎年話題になるのでもうご存じかと思います。
アサツキは葱とは少し違って、葱独特な匂いもありますが、
辛味が強いのが特徴です。
アサツキは浅葱とかくように、ネギより浅い緑色をしている事からそう呼ばれるようになったようです。
お雛様にアサツキを飾るのは飛騨の習わしです。
3月にまだ雪深い飛騨の地で、春一番に顔をだすのがこのアサツキ。
桜も梅もまだ咲かないのでアサツキが春の植物を思い浮かばせるもののひとつです。
また、まっすぐ上に向かって伸びるので、女のお子様の成長を見守る、
道をそれないように成長するようにと願いもこめる。
あとは、お雛様たちの宴会が夜な夜な行われるので、
その際ごちそうを食べるときの箸にもなるように。と
お客様はなんで葱が飾ってあるの?と聞いてくださいます。
こんなにたくさんの思いが入っているアサツキ。
ただの葱ではありませんね。
そんな飛騨のお雛様がより一層知りたくなったわたしです。
Y田さんはそんなアサツキの水替えをしてみえました!
濁っていたり、すぐに伸びるんですよね。
この間もフロントS木さんがアサツキを切ってまわってました。
葱の香りがふわふわとかおるチェックアウト後のフロントでした(笑)
なんとこの日の入れ替えたアサツキはY田さんの家の畑でとれたようです!
すごいー!!皆にみっちゃんみっちゃんと呼ばれています。
ニコニコ笑顔で「朝とってきたんやぁ~」と教えてくれました!
Y田さんの笑顔のファンは沢山いらっしゃると思います。
見るとほんわかしますよね。
毎年この時期になると、お雛様にアサツキが飾ってあるのを見て、
うちの大女将も
「スーパーでアサツキ買ってきて!味噌で和えてたべたい」
と言っております。
そうなんです、不思議と食べたくなるんですよね。
これ絶対飛騨にお住まいの方は一緒なのでは??(笑)
大女将!次は絶対買ってきますからー!
いつも忘れてすいません!!(笑)
皆さんもスーパーで見かけた際はこのブログを思い出してください。
一緒に味噌で和えて食べましょう♪
卵でとじても美味しいですね。
わたしは新メニュー考えます。
また美味しく出来たらアップしますね♪
旅館嫁でした!
PS,昨日のブログを見ていただいた方ならわかりますが
とんでもない良いタイミングで大量にさつまいもを
もらってきた主人です。仕組まれてますか?(笑)
当分芋祭りの有巣家です・・・・。(笑)
そのうちもうスイートポテト見たくない!と言う日も近そうです。