すったて汁は温かい

こんにちは♪旅館嫁の真保です。
今日も暖かいですね。
もうヒートテック離れの気温になってきました(笑)

昨日の白川郷記事にたくさん反応してくださって嬉しいです。
ありがとうございます。

ではお昼ごはん編いきます!
お昼は白川郷名物で有名な「すったて汁」
を求めていきました!

すったて汁とは??
「すったて」とは、石臼ですりつぶした大豆に、味噌や醤油をベースにした出汁から作られた、白川郷で祝い事や報恩講(浄土真宗の行事)で親しまれていた郷土料理だそうです。
はいからに言えば豆乳スープ?

シャトルバスの運転手の方に、すったて汁がたべたいけど
どこがおいしいのですか?と伺ったところ、出てきたのがそう、
白川村平瀬温泉の「おお松」さんのすったて汁。
白川郷集落から車で15~20分くらい行ったところにあります。
平瀬温泉ですね。

白川郷集落の中にもすったて汁をたべられるお店は何件かありました!
せせらぎ公園駐車場すぐの「合掌」というお食事処でも召し上がれます!
ですが今回は運転手さんおすすめのところへ。


「おお松」のすったて汁はニッポン全国鍋グランプリという、
日本の食文化の普及や地域おこしを応援する大会があり、
白川村南部地域の有志で結成された「白川郷鍋食い隊」さんが伝統の味に創意工夫を加えた「白川郷飛騨牛すったて鍋」を持って参戦し、
2014年に初出場初優勝、2015年大会では準優勝したらしいのです!

真っ白な汁の中に根菜と飛騨牛が入ってました。
あとは白川郷産の肉厚な「キクラゲ」!!
これがまた美味しいんです!!こりっこりのプリっぷり!
キクラゲのイメージが一瞬で変わりました(笑)
いつも添え物のイメージなのに主役になれるくらい美味しかったです!

汁はアツアツで豆の優しい素朴な香りがしました。
おお松のすったて汁は白川郷の水で作られているそうです。
おお松のおかあさんも優しい方で、たくさんお話してくださいました。

お店構えはレトロな喫茶店なんです。
メニューも色々あって、全部美味しいらしい!
わたしはどて煮も頼みました。これもすんんごく美味しかったー!!!

お漬物もご自身で漬けられるそうで
美味しすぎて買って帰りたいほどでした!!

最後におお松のお母さんがサービスで出して下さった「身欠きにしん」
よかったら食べて~と。
わたしも知らなかったんですがニシンの干物です
戻した干物が筋ごとに欠き易くなることから「身欠き」
「磨き」だとおもったんですが違いました。

ジュウジュウいって、味がしまったニシン凄く美味しかったです。
お母さんは麹につけたものを出してくれました。
とってもお酒が飲みたくなりました。(笑)

「最近の若い人はこんなニシン出してもたべんでしょ?年寄の食べ物やでな」
なんて言ってみてましたが、そんなことない!
お母さんのあったかさに包まれました。

コロナで人と人を極力近づけない、話さない毎日ですが
距離があっても画面でしか会えなくても
心の距離を近づけるってこういうことか~と思いました。
前にうけたセミナーで「物理的距離はあっても、心理的距離は近づける」
という言葉があって、ほんとうにその通りだし
このおお松のお母さんが物語っているなと。
これが「その地へ行かないと食べれない、味わえない」
ということなんだなって。高山も同じですね。

白川郷に行ってみて、里山のやさしさ良さを改めて感じて
自分の住む高山がもっと愛しくなりました。
もっと高山を知っていかないとなって思いました。

おお松のお母さんありがとうございました。
又絶対いきます!

白川郷に行かれたら、
お時間ありましたら是非平瀬温泉「おお松」行ってみてほしいです。

長い文を読んでくださってありがとうございました。
また一つ学んだ旅館嫁でした!

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