飛騨の祝い唄「めでた」★

今日の高山!


昨日は激しい雷雨に見舞われておりましたが一転。
雲ひとつない青空が広がり、とても爽やかな一日でした。
「枝も栄える、葉も繁る」ということで・・・

今日は飛騨の祝い唄「めでた」について語ってみようと思います。
飛騨人の宴の席では、乾杯からしばらくの間は席を立たずに、
隣席の人との会話に花を咲かせたり、料理をじっくり味わったりするという決まりごとがあります。(諸説あります)
そして頃合いになると、「めでた」という歌をうたい、そこで初めて無礼講となります。
どんな歌かというと・・・

(↑めでたの発声を務めるK江統括本部長↑)

♪~めでためでたの若松様よ 枝も栄える 葉も繁る~♪

たったこれだけ。これだけの歌詞を
ゆ~~~っくり、本当にゆっくり歌うのです。
「めえぇぇぇぇぇぇでえぇぇぇぇぇたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁあ・・・」

今でこそ慣れっこですが、
愛知出身の細谷は高山に来て初めてめでたを聞いた時「なんじゃこりゃ!」と
仰天したことをよく覚えています。

同じ飛騨地方の中でも
町によっては「若松様」「みなと」と呼んだり、歌い回しが異なるのも
めでたの魅力のひとつです。


地元の宴席で歌われる唄ということもあって、
飛騨地方以外の方々にはほとんど認知されていないのですが、
いつか、平野屋のスタッフたちがお客様のおめでたい席で披露する日がきたら
おもしろいだろうなあ、と思うのでした。

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