福井県で発行されている〔月刊 URALA 5月号〕に掲載されました。
一泊二日の温泉宿 週末の癒し旅行vol.21 飛騨高山温泉「本陣平野屋 花兆庵」
諸外国の人々がこぞって訪れる、日本の三ツ星観光地・高山。
小さな町の小さな宿が秘める「おもてなし」の心は、いつも見る観光地・高山の姿を一変させる。
「何もしなくてもいい」特別な空間と、特別な湯舟。
そこには日帰りでは決して味わえない、高山の魅力がある。
日常のそぞろ歩きに、特別さを感じさせる街。
奈良時代より伝えられる“飛騨匠”の技、城下町の風情が残る町並み。日本の三ツ星観光地・高山は、伝統や歴史を見事に生かし、年間観光客が300万人を超す人気を誇る。
高山でも有名な赤い「中橋」のふもと、古い町並みと川を挟んだ真向かいに位置する『本陣平野屋』。創業は高山の中でも比較的新しいが、老舗と間違われるほどの風格がある。それはスタッフ全員が守り続けている「おもてなし」の心が、そう感じさせているのかもしれない。
「高山は変わらない町並みが魅力ですが、変わらないからこそ、どこかで“飽きる”ということがあります」。
この宿が、一つ間違えばマイナス面になりかねない高山の魅力にプラスしたのは、「何もしなくてもいい」環境、そして「1日中、部屋で過ごしたくなる」環境だった。
散策する街の中で、あえて町に出ないという発想。ただ一つのロイヤルスイートルームはそんな思いから生まれた。部屋の3分の1を占める浴室、シックな色調で安らぐ室内。高山にいながら高山を感じさせない造りは、確かに出るのがもったいないと思わせてくれる。そこにこの宿が一番大切にしている「おもてなしの心」が加わる。客の望む“時間”を見極め、気を使わせずに振舞う。もはや何もしなくてもいい。まるで家にいるかのようにくつろげる空間。
そして温泉もまた、逆転の発想で特別なものとなった。露天風呂を作れない立地条件。ならばと、明治時代の家を改装し、蔵の中に風呂を作ったのだ。ここは女性だけが楽しめる空間。湯浴みの後、800枚の中からお気に入りの浴衣を羽織り、夕涼みに古い町並みをそぞろ歩く。街中にあるから、こそ味わえる風情。特別な空間に、特別な時間。日帰りできる距離にあっても、この時間を味わえるなら1泊してみたくなる。これこそが、高山がそしてこの宿が持つ魅力の本質なのだろう。
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■掲載媒体名:月刊 URALA(ウララ)
■発行年月日:2009年4月25日
■タイトル :一泊二日の温泉宿 週末の癒し旅行vol.21
■発行社 :エーアンドエス
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