ひなまつり その5

今日は、飛騨高山の郷土のおひなさま「やまだのひなさま」をご紹介します。
市内の山田町というところは、「山田焼」という焼き物もあるように、
農閑期には、焼きものをしているひとがいらっしゃいました。
土もよかったのでしょうか。
  そんな方たちの中で、器用な人は、お雛様をつくり、売ってました。
  それが、飛騨高山の地のおひなさま「やまだのひなさま」
   春先になると、「おね売り」といって、
   背中に雛様のはいった荷物をおねた(背負った)人たちが、
   「ひなさま、いらんかな?」といって、売りに歩いたらしいのです。
  飛騨の人たちは、ひと揃えのお雛様を、一度に買えないので、
  今年は、お内裏様、来年は3人官女といって、
          少しづつ揃えていったとのことです。
 いまでは、   
「やまだのひなさま」は、作り手もいなくなって、貴重品。
 時代の変化とともに、変わってきています。
  少しづつ買い足していったころの「やまだのひなさま」
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    二人ならんで、すまし顔
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    官女のしろい顔
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    五人はやしの笛太鼓
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    三人仕丁さん    
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    隋臣
   どれも買い足したものらしく、びみょうに、風合いがちがいます。
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    時代も昭和の中ごろになると、
    こんな感じ、かわいらしい感じ。
      
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    これは、やまだのひなさまつくりを、旦那さんからひきつぎ、
   たったひとりで、つくり続けていた、岩さんの奥様の手作品
       「やまだのひなさま」をみていると、
       飛騨のくらしも、伝わってきます。
           おかみでした
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