2010.02.16
本日は、こちらへ行って来ました。 とっても古い建物ですが、いったい何の建物でしょう 渋草焼きの芳国舎さんです。こちらは、明治時代に立てられた工房で、高山市の有形民俗文化財に指定されています。 芳国舎は、もともと江戸時代に幕府と民間からの出資によって始まった、言わば第三セクターだったんですね。 明治時代に、勝海舟らが「芳国舎」と命名しました。九谷焼や瀬戸焼に起源があります。 今も手作りで、とても素敵な作品を作っていらっしゃいます。 まずは、ろくろで形作っていきます。形成→乾燥→素焼き→絵付け→上薬→焼き→さらに絵付け→焼き と、大変な手間をかけて作られます。 下絵は、障子紙に描かれたものをこすり付けて、付けていきます。 地道な作業が続きます。
絵付けも、細かい作業です。 今は、温度調整のできるガス釜を使っていますが、昔は登り窯を使っていたので、大変な苦労をされたそうです。 女将さんが小学生くらいの頃までは、器一つ一つを土の入れ物に入れて焼いていたそうです。 今では器をそのままで焼けるようになったとのことですが、ガス釜になった今でも、徹夜で釜を見守るそうです。
たくさんの器が所狭しと並んでいますが、こちらは今までに作った作品の見本です。 たとえば、40年前に器を買った方が同じものを欲しい、と注文が入ると器の形や大きさ、模様まですぐにわかるようになっています。昔ながらのデータベースですね。 「地震がおきたら、どうするんですか?」との質問に、女将さんが「まぁ、そのときは仕方ないですね。」と太っ腹?なお答えが。 工房見学が終わったら、古い町並みにあるギャラリーへ。 器の外と内側に同じ模様が描かれているものは、まったく同じ位置に絵付けをするそうです。 文明開化の音がする、って感じのお皿と、なんだかとってもかわいらしいお茶セット。 今日のミニツアーには、約10名のお客様にご参加賜りました。本当にありがとうございました。 昨日もご参加のリピータのN様は、焼き物大好きだそうで「こっちはコレクションに入れよう」と奥様がうれしそうにお買い物されていました。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 2月のミニツアーは↓こちら♪ご参加をおまちしております。 2月17日 飛騨名物 春慶塗り 戸沢漆器をたずねて 2月18日 キタニ家具 素敵なデザインと確かな技術 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ =最後までご覧下さったあなたにお礼とお知らせです= いつも本陣平野屋のブログをご覧下さりありがとうございます。 つまらないブログではございますが、 「ブログを見た」っとおっしゃっていただけると更新の励みになります! ですので、本陣平野屋 花兆庵または本陣平野屋 別館にご宿泊くださり 「ブログを見た!!」とおっしゃられた方には 写真の“湯葉豆乳アロエシオ”をプレゼントいたします。 ※ひだっちは付いておりませんm(__)m さあ、合言葉は「ブログを見た!!」です!! ◎本陣平野屋のホームページもご覧下さい◎ ブログランキング参加しております。 お気に入りの際はクリックしてください。 ↓ 人気blogランキングへ